まだ肌寒い日が続きます。
そしてEric Dolphyの「Springtime」。
明るい春というより、
まだ寒さの残る静かな季節の気配を
感じさせます。
派手な展開はなく、
音の間に漂う空気が印象的です。
1964年のパリでのLive録音に
含まれていますが、
チャールズ・ミンガスの
バンドを離れ、
ヨーロッパで独自のカルテットを結成した年
でもあり、
36歳の若さで命を落とした
悲劇の年でもありました。
そしてEric Dolphyの「Springtime」。
明るい春というより、
まだ寒さの残る静かな季節の気配を
感じさせます。
派手な展開はなく、
音の間に漂う空気が印象的です。
1964年のパリでのLive録音に
含まれていますが、
チャールズ・ミンガスの
バンドを離れ、
ヨーロッパで独自のカルテットを結成した年
でもあり、
36歳の若さで命を落とした
悲劇の年でもありました。
春の夜、静かな時間にラジオから聴こえてきた
「Sunshine Lady」。
穏やかな音色が気持ちを落ち着けてくれました。
今回は、リラックスした気分で聴ける
フュージョンのバラードをご紹介します。
1980年にリリースされたフュージョン・アルバム
『Fuse One』に収録された「Sunshine Lady」は、
スタンリー・クラーク作曲のバラードです。
サックスとアコースティック・ギターが
穏やかに重なり合い、
落ち着いた雰囲気を作り出しています。
派手さはありませんが、
丁寧に演奏された音が
じんわりと心に届くような一曲です。
リラックスしたいときや、
静かに過ごしたい時間に
流しておきたくなるような音楽です
Sunshine Lady – Member Notes
• Stanley Clarke – bass
• John McLaughlin – guitar
• Joe Farrell – saxophone
• Ronnie Foster – keyboards
• Victor Feldman – keyboards
• Jeremy Wall – piano & synth
• Leon "Ndugu" Chancler – drums
• Paulinho da Costa – percussion
【ライブスケジュール更新のお知らせ】
最新の出演情報をブログにアップいたしました。
ジャジーなステージあり、
ポップス中心のステージありです。
お近くの会場がありましたら、ぜひ足をお運びくださいませ。
春は、音楽がいっそう心にしみる季節です。
少し肌寒さの残る風や、
芽吹いたばかりの新緑、
そしてどこか切ない記憶──
そんな春に寄り添うような、
やさしく心に響くジャズの曲を、
今日は三曲ご紹介します。
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「Spring Can Really Hang You Up the Most」
(歌:Ella Fitzgerald、他)
春の陽気が、人恋しさを募らせることもある。
そんな少し皮肉めいた、
でもリアルな感情を歌った一曲です。
エラ・フィッツジェラルドの歌声は、
やわらかな日差しの中に溶けるように響き、
聴いていると、
まるで物語を読むような気持ちになります。
春がもたらす孤独と、
それでもなお、
どこかに希望を感じさせる余韻が、
心の深いところを優しく揺らしてくれます。
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「Joy Spring」
(演奏:Clifford Brown)
その名のとおり、
春の喜びを高らかに奏でるような一曲。
クリフォード・ブラウンのトランペットが
軽やかに舞い、
春風のようなエネルギーに
満ちあふれています。
タイトルにある“Joy”──喜び。
それは何か特別な出来事ではなく、
季節の移ろいや、
小さな日常の中にふと訪れるものなのだと、
この曲は明るく教えてくれるようです。
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「Up Jumped Spring」
(演奏:Freddie Hubbard)
しなやかで、
どこか懐かしさを感じさせるような旋律。
フレディ・ハバードのあたたかな音色が、
春の訪れを優しく告げます。
この曲には、
春が“跳ねるように”やってきた、という
生き生きとした生命感が込められていて、
聴いていると心が少しずつ
前を向いていくのを感じます。
春のはじまりを告げる、
ささやかなファンファーレのような一曲です。
本日もビル・エヴァンスの魔法とともに。
私のイメージする春の一曲を選びました。
「You Must Believe in Spring」は、
ビル・エヴァンスが晩年に録音した
とても美しく、静けさに満ちたアルバムです。
ピアノの音色は、
まるでそっと語りかけるように優しく、
ひとつひとつの音に、
深い想いが込められているのが伝わってきます。
タイトル曲「You Must Believe in Spring」は、
人生のどこかで訪れる“冬”のような時間のあとにも
必ず“春”がやってくると信じる──
そんな希望が込められたバラードです。
エディ・ゴメスのベースと
エリオット・ジグムンドのドラムが寄り添いながら、
ピアノが静かに、でも力強くその想いを紡いでいきます。
物悲しさと温かさが溶け合うような
この一曲は、
心が疲れたときにそっと聴きたくなる
大切な“春”の記憶を思い出させてくれる作品です。